ものかき夢想

ひたすらものかき

SSについて思ってること雑感

艦コレしながら書いてます。

 

最近ちょくちょくSSを描いてます。とある高校のとある一室でとある高校生男女2人が繰り広げるよくわからないぼんやりとした何か、です。ふとしたきっかけでこういうSSが描きたいなぁと思い、情報カードにひととおりまとめて今までにこうして描いております。あ、ちなみに文章は"書く"ですが、SSは"描く"と書いているのはわざとです。SSは世界を構成すると考えているので、"書く"ではなく"描く"と表現しています。割とどうでもいいお話。

 

 

 で、そのSSはどうやって作られたかといいますと、前述したとおり情報カードに様々なファクターを書きまくって、それらをまとめて作られております。ちなみに今のところ書きまとめているのは"教室"、"先輩"、"後輩"の3項目。それ以外の世界に関しては一切触れておりません。

 "教室"は舞台である教室について(本棚の配置から机・椅子の数、学校の築年数など)をだらだら書き殴っております。もちろんですが、今まで文章にしていない内容のこともたくさん書いております。こうしておくと描く時にイメージがしやすくなるのです。

 "先輩""後輩"も似たようなものです。それぞれの家族構成図や好きなもの嫌いなもの、身体の特徴や互いにどう思っているか、などなど。結構事細かに書いています。ちなみに、先輩と後輩とで正反対の人間像を創りあげております。これは完全に個人の興味なのですが、「まったく正反対の人間が一緒の空間で時間を共有するとどうなるんだろう」という実験でもあります。私の想像力の限界への挑戦でもあります。いざ、高みへ。

 

 そうやってある程度まとまった情報カードを基に初めてSSを描いたのが6/5の事。実際に描いてみるとなかなかに面白いです。まず「自分が思い描いていた通りにキャラクターが動いてくれない」。最初はカードにまとめたとおりに物語が進行していくのですが、描いていくうちにだんだんとキャラクターが"独り立ち"していきます。だんだんと私が想像している彼らと離れていくのです。とは言っても完全に乖離するわけではないのですが。

 例えば後輩に関して「アイドルの追っかけをしてる」というカードが実際に存在します。しかし、SSを進めていく内に何故か後輩はホモに走り、先輩に隠すことがなくなってしまいました。しかも第1話で。一応「ホモが好き」というカードも存在するのですが、あくまで外には持ってこないで内に秘めたまま隠し通す予定でした。なのに第1話であっさりと先輩に見破られてしまいます。もうアイドルの追っかけなんて微塵も感じ取れません。もしかしたら男性声優の追っかけでもしてるのかもしれません。そういう事にしておきましょう。

 もうひとつ面白いのが、私の中で後輩は当初黒髪ロングの少し控えめな子でした。ところが、これも物語が進むに連れてそういうイメージが薄れていきます。むしろショートの活発な子、というイメージなのですが、みなさんはどう感じられているでしょうか。第三者のイメージって結構気になります。

 

 創作は面白いです。いくら自分の中で固有の三千世界を作ろうとも、自ら作ったキャラクターによって世界は崩壊の一途を辿ることがあります。その崩壊を如何に止めるのかも、神であり創造主である私の仕事なわけです。これはね、戦争(RAGNAROK)ですよ。実に面白い。

 

 簡単ではございますが、この辺で。またお話が思いついたらSS描きます。需要あるかはわかりませんが。