ものかき夢想

ひたすらものかき

"文章を書く" について個人的に考察してみた

 先ほどの記事で最後にこんな事を書きました。

 

ここ最近の私はとにかく”読んでもらいたい”一心で文章を書いています。その他の雑念はほぼないと言ってもいいでしょう。むしろ無くなってほしいくらいです。

 

 記事を書き終わった後、「私にとって"文章を書く"って一体何なんだろう」とふと思いました。中学時代に初めてエキサイトブログを始めてから、私は何かと"文章を書く"という行為を続けてきました。年数にしておよそ10年、濃淡あれど、何が私をここまで突き動かしているのでしょうか。情報カードにまとめてから書こうかと思ったのですが、思うようにまとまらなかったので書きながら考えます。考えながら書きます。

 

 当然ですが、文章を書くには何かしらのネタが必要になります。日記なりハウツーだったり自己啓発だったり、何もなしでは書きようがありません。日記であれば己の経験談を書くでしょうし、ハウツーは自己に限らず誰かの知識を自分の脳内でミックスさせて吐き出すでしょう。ネタと文章は切っても切り離せないものと思っております。私はそのネタを如何に"俺色"に染めるかに心血を注いでおります。多分私はその過程を楽しんでいるのではないかと自分なりに推測しています。そうやって出来上がった文章を誰かに見てもらって何かしらの評価をもらう。承認欲求という観点で見てみれば、こんなに嬉しいことはありません。そもそも承認欲求は人間に与えられた優先度の高い欲求と聞いたことがあります。例えばTwitterでもフォロワが増えたりふぁぼがもらえたりすると嬉しくなります。私は文章においてこれを感じているのではないでしょうか。

 

 では、文章を書いていてまったく反応がなくなってしまったらどうでしょうか。一生懸命文章を書いてもまったく相手にされず、誰の目にも止まらず、ただネットの海に漂うプランクトンの様な存在になってしまうとわかっていてもなお書き続けることが出来るのでしょうか。私はちょっと自身がありません。冒頭に書いたように、私は「誰かに読んでもらいたい一心で」文章を書いています。かまってちゃんと言ってしまえばそれまでですが、誰かに読んでもらいたいのです。そして何かしらの反応が欲しいのです。ものかきさんにはきっとわかってもらえるかと思います。幸いにも私の文章は数人の方々から何かしらの反応をいただけているので頑張っていけております。いつもありがとうございます。

 

 冒頭に書いた一文の「その他の雑念」とは何でしょうか。おそらく、"PV数"だったり"アフィの収益"だったりといった「文章とはまったく関係のない部分」かと思われます。まるで自分の言葉を他人の様に書いていますが、私自身、自分のことなんてよくわかっていません。自分のことは自分がいちばん知っているなんて誰が証明出来ましょう。そもそも自分の事をよく知っていたらこんな記事書きませんし。ちょっと逸れましたね。「その他の雑念」は文章を書くにあたって多大に影響してきます。いい意味でもあるでしょうが、私が思うに悪い方への影響が大きいと思っております。アフィ広告なんて特に顕著かと思います。「どう書けば収益につながるか」とか「どこのタイミングでリンクを置けば多く踏まれるか」とかそんなこと考えていては面白い文章なんて書けません。ひとつ誤解しないでいただきたいのが、プロブロガーさんを卑下しているわけじゃありません。あの人達はいわば"職業"としてブログに広告をつけたりPV数を気にしたりしています。それに、彼らの中でも「アフィを気にして文章を書くのはギルティ」という意見が多いですし。私は彼らの様にうまい具合に広告を操れないので、いっその事そういった概念を出来るだけ自分の中から取っ払いたい。そういう意味での「その他の雑念は無くなってほしい」です。

 

 どうやったら私の文章をたくさんの人に読んでもらえるか。ブログやTwitterFacebookなどでは限界があります。もっともっとプラットフォームを広げていきたい。何かしらの証明としてネット以外の何かとして私の文章を残してみたい。最近ぼんやりとSSを描いてますが、いつか本にしてみたいですね。イベントで自分の文章を売り込む。うん、とても素敵じゃあないか。いつか、いつかやってみたいな。何か大きめの何かを見つけて、自分の中で発酵させて、おもしろおかしく吐き出して、何かしらの反応を頂く。いいねぇ、私のライフプランに加えましょう。

 

 書きながら考えてるのでまったくまとまりませんでしたが、私にとっての"文章を書く"とは、ぶっちゃけてしまうと「自己満足」以外の何物でもないとわかりました。しかし、その自己満足は私の生活に半端なく食い込んで離れてくれようとしません。如何にこいつと上手く付き合うか。考えるのが楽しくてしょうがない毎日です。