ものかき夢想

ひたすらものかき

冬の京都ではやるもの

↑どう読みましたか?

 

実際に私がとあるニュース番組の1コーナーで見かけた文章です。冬の京都でもバレンタインでチョコレートが売れるんやぞ、という内容だったと記憶しているのですが、画面の右上に今回のタイトルが書かれていたわけです。

「冬 の 京都 で はやる もの」

「冬 の 京都 では やる もの」

意見が別れるとするならばこの2パターンかと思います。実際に内容を確認した私は前者だと気付けますが、今回のタイトルのように突然ポッと出されて「さぁどう読む」となった場合、こういったトラブル(?)が発生するわけです。

テレビ番組や新聞などの見出しみたいに文字数制限がある場合、少ない文字数で相手に理解させる技術も勿論大事ですが、どう読めばいいのか一読しただけではわからない事故を防ぐための技術も必要であると個人的に思うわけです。

今回の「冬の京都ではやるもの」に関してですが、特に問題がないのであれば「冬の京都で流行るもの」と漢字を使ってもよかったのではと思います。さすがに「りゅうこうる」とは読まないでしょうし。しかし、新聞でもそうですが、変にひらがなを使っているのを見かけます。あれは、一体何なんでしょうか。そうしないといけないのでしょうか。常用漢字でも容赦なくひらがなになっているので、その辺りは関係なさそうです。報道業界に疎いのでよくわかりません。

 

個人的な話ですが、twitterではそういった読みにくさを発生させないように気をつけています。ただ、どうしても可読性を損ねる表現を使わざるを得ない状況に直面した場合、己の語学力の乏しさと読み手に対する申し訳なさでしょんもりするわけであります。文章書きあるあるだと思います。