ものかき夢想

ひたすらものかき

ライターの端くれになって改めて思うこと

CUPOで私の名前がチラッと載るようになりました。自分の文章をお金という形で他人に評価してもらえるようになり、嬉しい半面責任感が云々。

 

元々文章を書くのは苦手だけど自分の考えを文章で表すのは好きというよくわからない性格の持ち主なので、今のブログでも好き放題に書き放題でした。思ったことをつらつらと書いて、時々誰かに見てもらえればそれでいい、そんなスタンス。

 

しかし、外部サイトのライターともなると話は変わってきます。そのサイトの口調に合わせて自分の文章をアレンジしていかなければなりませんし、先方の編集さんとの打ち合わせ・摺り合わせも欠かせなくなってきます。そうなると自分の伝えたいことが100%書ききれないこともなきにしもアラブ。

 

文字数や構成など外部からの指示は千差万別でしょうが、その際に日本語の文法をしっかり勉強しておいた方があまりツッコミは多くないかな、という印象があります。文法というか、語感?書いた文章を暗唱してみてスッと読みきれるかどうかは、読みやすさにおいて結構重要なポイントだと思います。

 

もちろん文法の面も大事です。助詞の使い方とか、句読点の打ち方とか、修飾の順番とか。これらを座学で勉強するのも重要ですが、結局のところは前述のような「文体のリズム」が一番大事だなぁと思います。助詞の使い方とかの基本的な部分を把握していないとリズムもへったくれもないのが難しいところですが。

 

……などと偉そうなことを書いていますが、私自身がこれらを実践できているかというと、素直に首肯できないのは日本人ゆえでしょうか。もう少し自分の文章に自信を持てるようになればまた少し変わってくるのでしょうが。精進あるのみです。

 

 

日本語の作文技術 (朝日文庫)

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