ものかき夢想

ひたすらものかき

出来るだけ(原作者に)お金を落とす、の話

 最近よくKindleで漫画を買います。ジョジョの第3部までは紙で持ってるので4部と5部を、それにさっき弱虫ペダルも購入しました。

 紙でも本を買います。最近ですと、柳広司ジョーカー・ゲームシリーズに凝ってます。

 

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

ジョーカー・ゲーム (角川文庫)

 

 

 書籍に限らず、買えるものは出来る限り新品で買うようにしています。「何言うとるんやこいつ当たり前やろ」と思われた方のために言い方を変えます。中古ショップに行かなくなりました。

 

 こんな話をTwitterで耳にしました。「自分の作品を楽しんでくれるのは嬉しいが、古本屋で買ったと聞いて素直に喜べない」。いくらその人の作品でも、中古ショップで買ったら原作者にお金が入ることはありません。TSUTAYAの仕組みはよくわかりませんから何とも言えませんが、古本屋ではきっとそうなのでしょう。

 私は好きな作品にしかお金を落としません。多分大勢の方も同意見かと思います。そして私の場合は、少しでも原作者さんへの応援の意と原作者さんの生活が潤うように、という念を込めて毎度毎度店員さんにレジを通してもらっています。大袈裟かもしれませんが、私はそれくらいの気持ちを込めて作品を楽しんでいます。

 しかし中古ショップの場合、そうやって魂を込めて落とした私のお金は、1円も原作者さんの懐に入りません。全部中古ショップに入ってしまいます。念の入れ損です。別に中古ショップに恨みがあるわけではありません。若い時分はお金がないのでよく利用していました。100円コーナーに何時間入り浸ったことか。懐かしい話です。

 今の私はとりあえずある程度の収入があります。月に本を何冊か買えるほどの余裕があります。そして、初めて自分で同人誌を出しました。おそらくこれが大きかったのだと思います。原作者としてどれほど大変な思いをして世に作品を出しているか、それを我が身で体験したのです。趣味、特に本に対するお金の使い方が180、いや、168°くらい変わりました。

 何度でも言いますが、別に中古ショップが完全悪だとは思っていません。私の理念に反する、と、そう言いたいだけです。出来る限り原作者さん(ついでに出版社etc)にお金を落としたいだけなんです。しかし、そうも言っていられないこともあります。絶版本です。本屋さんに絶版本が置いてあることはそうそうありません。ましてや大正昭和に出版された本が未だ店頭に並んでいる、なんてことはあまりないでしょう。そういう「どう足掻いても原作者へ金が行かない時」に限り、私は中古ショップを利用します。中古ショップというより、古本屋ですね。神保町あたりの。あれらを新品でとかいう人はiPhoneを頭にぶつけてしまった可哀想な人でしょう。

 

 終始お金の話で恐縮だったのですが(シュウシだけに)、結構大事なことだと思っています。私も同人誌即売会でオリジナル小説が2冊捌けた時は堪らなく嬉しかったです。実は終わった後も通販で2冊捌けたんですよ、ふふ。今は別のことをしていてオリジナルSSはお休みしていますが、自分の本が売れた、読んでもらえた、感想を貰えた。この経験は多分絶対忘れません。多分。……いや絶対。あぁ、今度ファンレターというものを書いてみましょう。こんな偉そうな事を書いていて一度も書いたことがないんです、ファンレター。

 では、ちょいと構想を練ってきます。では。

 

 

誰も教えてくれないお金の話 (Sanctuary books)

誰も教えてくれないお金の話 (Sanctuary books)