艦これなりきり垢をTwitterで作って使って解ったことあれこれ
人気になったアニメや小説は、大小さまざまな形で話題に上がります。まとめブログやニコニコ動画、TwitterやFacebookなどなど。いろんな所でいろんな話題が上がります。その中で少し特殊なのが、Twitterにおける「そのアニメに登場するキャラクターのなりきりアカウント」です。通称「なりきり垢」。
なりきり垢というのは、その名の通り「そのキャラクターになりきってTwitterを楽しむ」というもの。例えば涼宮ハルヒだったら涼宮ハルヒっぽく、言峰綺礼だったら言峰綺礼っぽい感じの口調や雰囲気でTwitterを楽しみます。
で、言葉で言ってみても私は正直よくわからなかったので、私も思い切って数日前になりきり垢を作ってみました。今話題の艦これに出てくるとあるキャラクター(具体的に言ってしまうと特定されるのでぼかします)に模してみて、そのキャラクターに数日間なりきってわかったことを以下にまとめます。
1.なりきり垢はなりきり垢で独自の世界を繰り広げている
私の中のなりきり垢というのは、口調や趣味や人間関係など、完全にそのキャラクターに模するものだと思っていました。しかし、実際に艦これなりきりの世界に足を踏み入れると、必ずしもそうではないということがわかります。
具体的に言いますと、艦娘がFPSやってたりします。しかも結構多くの人が。あとは艦娘同士が百合を展開していることが多いです。そういえば、ゲームにおいて艦娘達のプライベートな時間はあまり描写されていないので、こういうのもアリっちゃアリなのかなぁとも思ったり。あと女の子が多いんだからそういうのもあって当然だよね。
2.敵とも仲良くなっている
ゲーム内で戦っている敵のなりきり垢も存在します。その敵であるはずのキャラクターと艦娘とが仲良くおしゃべりしているのが散見されます。これもゲームではあり得ない、Twitterの中だけの世界なので独特な雰囲気となっております。
3.なりきり論についての話題がちょくちょく上がってくる
なりきり垢である以上、当然母体であるメディアが存在します。今回ですと艦これそのものですね。そこに迷惑がかからない程度に楽しむべきです(公式からも程々にねというアナウンスがあった)。そこで彼ら(彼女ら?)の間で話題に上がるのが「なりきり垢のあり方について」。たとえば前述した「艦娘なのにゲームやってる」という行動があまりにも公式から離れていないか?とか、敵同士と仲良くしててええのんか?とか、そういう立場の問題。本人たちも結構気にしているらしく、結構な頻度で話し合いが行われるみたいです。話し合いとは言っても、誰かがきっかけの石を投げて周りが付随してちょいちょい言っていく、といった緩い感じですが。
4.同じ名前のキャラクターが複数存在する
このキャラクターのなりきり垢が存在するからもう作っちゃ駄目、という縛りは存在せず、作りたかったら作ろうという風潮のようです。艦これですと金剛や長門、榛名あたりが結構多いですね。同じ名前のキャラクターだから似たようなものになるのかなーと思ったのですが、当然中で操っている人が違うのでそれぞれに個性が生まれております。それぞれの違いを見比べるのもなかなかに楽しいですね。
5.思いの外楽しい
やってみてわかったのですが、これ結構楽しいです。経験が無いので正しいかはわかりませんが、コスプレイヤーの変身願望のような何かと似ているのではないかと思います。普段は黄色いインコアイコンで思い思いに呟いていたのですが、なりきり垢ではまったく違った世界が展開されているので、ちょっとした空気の入れ替えにちょうど良いです。人間関係は複雑ですが、見極めてちょいちょい会話に口を挟めばすぐに打ち解けられると思います。もちろん上手くいかないこともありますが。
こんな感じでしょうかね。上記のなかで「なりきり垢がなりきりのあり方について語っている」という点はどうしても納得出来ないのですが、それについてはまた気が向いたら書きます。それ以外は、まぁTwitterというゲーム外の仮想空間なので別にええんやないでしょうか、といった感じです。
今回はこの辺で、では。
P.S. この記事を読んでなりきり垢を作ってみようかなと思った人に一言。中身がおっさんである可能性を忘れるな。以上。