ものかき夢想

ひたすらものかき

黒歴史がない人生は楽しいか?

傾物語を観ていたら斧乃木余接がこんな事言ってました。

 

「やめろ。それは僕の黒歴史だ」

 

そこでふと思ったのです。「私には、果たして"黒歴史"という概念を持つ何かを持っているのだろうか?」と。

今朝からボーっとずーっと考えていたのですが、私が思いつき得る記憶の中に"黒歴史"というものが見当たりませんでした。どれもこれも懐かしい過去の私がやらかした行動の産物、というタグ付けしか出来ません。

 

そもそも何を以って"黒歴史"と呼ぶのでしょうか。ちょこっと調べた所によると、「なかったことにしたい過去の事象」のようです。ものすごくざっくばらんですが、だいたいこんな感じ。さぁ、それを踏まえて私の黒歴史探し……。

 

……うぅーむ、やっぱり思い当たる節がない。そもそも私には「消し去りたい過去」なんて存在しないのです。以前はニコ生で顔出し放送もやってましたし、歌ってみたを投稿したこともありますし、pixivにはヘッタクソな絵が何枚も上がっております。これは人によっては"黒歴史"にあたるのではないかなぁと。

でも、ですね。私にとってこれらのこれらは「消し去りたい過去」ではないのですよ。大して恥ずかしくもない、ただの「過去の行動のひとつ」として分類されます。まぁ、知られたら社会的に死んでしまうレベルの知られたくないこと、ならあるのですが。

考えを変えてみよう。「消し去りたい過去」を「恥ずかしい過去」と置き換える。まぁそんなに齟齬は起こらないと思う。そうやっても結局ないものはない、となるのですが、ここで新たにひとつの疑問が生じる。

 

恥ずかしい過去がない人生って、どうなの?

 

気軽に"人生"を口にするとなんともアレなのですが、まぁ要するに「恥ずかしいことをしたことがない」という経緯にセルフ疑問が生じたのです。「恥ずかしいこと」というのは、要するに「今の自分が少なからず否定したくなる事象」すなわち「とある行動において実行段階で無知またはそれに近い状態での実行結果」となり、それって一言で言うと"失敗"または"経験"と言い換えられるのですよ。多分。

ですから、「黒歴史がない」というのは「実戦経験が希薄」と言えるんじゃないかなぁと、ふと思ったのです。だって、行動しなければ失敗しませんし、経験も積めません。必然的に黒歴史も誕生しません。しかし、それでええのか?っちゅー話です。

 

で、タイトルに戻ります。「黒歴史がない人生は楽しいか?」と。

何かに対して波風を立てずに生きてきた私からすると、黒歴史なんて起こりえません。起こりようがないです。周りが黒歴史でのたうちまわってる間、私は何のことやらさっぱりな顔で突っ立ってるしかないのです。ふむ、それでほんまにええのんかいな?

 

幸いにも、私は10月のCOMITIA106にサークル参加する予定となっております。今までやったことがない経験ばかりです。失敗・経験の宝庫です。黒歴史だって生まれるに違いありません。ちょっとおかしいかもしれませんが、私はそういう今の状況にワクワクしております。どんな黒歴史が誕生するのか、楽しみでなりません。

 

思ったことをつらつら書いてみました。なんとなくまとまってない気がしますが、今日はこの辺で、では。